自然冷媒 N-10

自然冷媒 N-10

フロン排出抑制法対策には自然冷媒を取り入れましょう!

フロン排出抑制法が施行されると

自然冷媒(N-10)のさらなるメリット
自然冷媒導入の流れ

フロン排出抑制法の全体像

自然冷媒について

自然冷媒とは、フロンのように人工的な物質ではなく、自然界に存在する物質で冷媒(熱を移動させるための熱媒体となるもの)としての性質を持ちます。 代表的なものとして、二酸化炭素、アンモニア、イソブタンなどがあり、自然冷媒はオゾン破壊係数が0である上、 地球温暖化係数も代替フロンと比べて低いため、地球環境負荷の小さい物質として、利用が進められています。

自然冷媒のメリット

1.空調機器の消費電力30~66%削減
コンプレッサー圧力の負担を大幅に減らす為、省電力で稼働します。

2.空調設備の負荷軽減と延命!
自然冷媒ガスは、既存冷媒ガス量より低い圧力で従来と同じ能力が出ます。
空調設備の負担が軽減する為、機器の寿命が長くなります。

3.既存の空調のままで省エネを実現
使用中の空調機の冷媒ガスを「自然冷媒ガス」に入替えるだけで、省エネが図れるため、新たな設備投資や大幅な工事が必要ありません。

4.地球環境保護に貢献!
オゾン層破壊係数 0 地球温暖化係数 R410A=2090 自然冷媒ガス=3
削減消費電力1kw当り0.4kgのCO2の削減になり、温暖化対策の社会貢献に寄与できます。

フロン排出抑制法が施工されました。(平成27年4月)

機器の点検
①簡易定期点検(全ての業務用冷凍空調機器が対象)
日常点検:温度点検、外観点検
年4回以上:異音、製品外観の損傷、腐食、さび、油にじみ、霜付きの確認
※点検実施者の制限はなし

②定期点検(圧縮機・電動機の定格出力7.5kw以上の機器)
十分な知見を有する者(冷媒フロン類取扱い技術者等)による定期点検が必要になります。

漏えい防止措置、修理しないままの重鎮の原則禁止
冷媒漏えいが確認された場合、やむを得ない場合を除き、可能な限り速やかに漏えいの箇所を特定・必要な措置を実施する。

点検等の記録
上記で行われた点検を含め、機器の修理、フロンガスの充填・回収の履歴を記録・保存します。 また、機器の設備の際に、設備業者の求めに応じて履歴を開示しなければなりません。

フロン排出抑制法の施行により、上記の通り「冷媒フロン類取扱技術者」による“定期点検”等が義務付けられます。
しかし、自然冷媒に変えると点検も管理も一切不要。
その分手間も経費も削減できます。

製品区分 規模の区分 定期点検の頻度
冷蔵機器及び冷凍機器 7.5kw以上の機器 1年に1回以上
エアコンディショナー 50kw以上の機器 1年に1回以上
7.5kw以上50kw未満の機器 3年に1回以上