2015/12/15
「パリ協定」の概要

ニュース

11月30日から12月13日まで、フランス・パリで、COP21、京都議定書第11回締約国会合(CMP11)等が行われた。外務省は13日、これらの概要と評価についてとりまとめ発表した。

今回の会合の成果として、新たな法的枠組みとなる「パリ協定」を含むCOP決定が採択されたことをあげる。「パリ協定」には以下の内容が含まれており、日本の提案が取り入れられたものも多いと説明する。
•世界共通の長期目標として2度目標のみならず1.5度への言及
•主要排出国を含むすべての国が削減目標を5年ごとに提出・更新すること、共通かつ柔軟な方法でその実施状況を報告し、レビューを受けること
•JCMを含む市場メカニズムの活用が位置づけられたこと
•森林等の吸収源の保全・強化の重要性、途上国の森林減少・劣化からの排出を抑制する仕組み
•適応の長期目標の設定及び各国の適応計画プロセスと行動の実施
•先進国が引き続き資金を提供することと並んで途上国も自主的に資金を提供すること
•イノベーションの重要性が位置づけられたこと
•5年ごとに世界全体の状況を把握する仕組み
•協定の発効要件に国数及び排出量を用いるとしたこと
•「仙台防災枠組」への言及(COP決定)