福八こどもキャンプ その3

なかなか本題に入って行かず失礼しました。今回から肝心のキャンプの模様をお伝えします。   我々の宿舎は末吉小学校です。既に人口減少により廃校になっていますが、各地から合宿利用などに使われており、設備はしっかりしています。 そこの教室で約15人が雑魚寝しました。大人の男性、女性、子供達の男子、女子と四つの部屋に分かれました。 一応私は簡易ベッドを与えられたので、全く問題なく寝ることができました。 まあ、毎日子供達と遊びまくって疲れている上に寝る前は焼酎をがぶ飲みしてましたからね、爆睡といったところでしょう。     日課 全て子供も大人も一緒です。唯一子供たちが寝た頃から大人たちは酒を飲みます。決して子供達の前では飲みません。 7時 おはよう *食事の手伝いをする人は6時には起きてます。 8時半 ミーティング 9時 お片づけと準備 9時半 午前のプログラム *海遊びが中心ですがその他にも色々なことをやります。 12時 お昼ご飯 *海などでお弁当を頂くこともあります。 13時 午後のプログラム 16時 温泉 *近くに5箇所ほどの温泉があるので毎日違うところに行きます。 どこも団体割引で安くしてもらい、温泉といっても地元の方達と一緒に入る気軽なものです。   18時   夜ご飯 19時  ミーティング 19時半 夜のプログラム *夜釣りなど 21時半 歯を磨いてお休みなさい *勉強をする子たちは10時までOK   というくらいきっちりと進めて行きますし、決まっていないこと、または今回のように台風5号の影響で日程を変更するときなど、子供も含めた全員で話し合います。今回の1番の変更は7月29日の八丈小島へ渡る事が出来なかったことです。台風の影響でうねりが出て船を着けられなかったんです。残念ですが三班に分かれ、一班は大滝(地図に載っていない滝)、二班はうねりの入ってこない漁港で海遊び(地元の遊ちゃんが立ち乗りで漕ぐサーフボードを持ってきてくれました)、三班は街中を見学(結局街中は見るところがなく八丈富士に登り、午後は二班と合流しました)と別れました。     私は一班に参加し大滝へと向かいました。これはまだ私は行った事がなく、とても楽しみにしていたので八丈小島に行けなかったのは残念ですが、新たな楽しみにワクワクして行きました。 そこは本当にジャングルと言うのが相応しいほどに、微かな獣道のようなところを進み、いくつかの小さな滝を尻目に、途中からは先人の作ってくれたロープを直角に登りながら1時間以上をかけて到着しました。 滝壺へのダイブはみんなが恐れていましたが、私は土佐出身なので子供の時から高いところからのダイブは得意としおり、真っ先にドブン! 真ん中に大きな灌木があり、それを避けて飛び込みます。そして今まで怖がっていた子供達も大人達も次から次へと歓声をあげながら続いて行きます。     たっぷりと楽しんだ頃には、さすがに上流の滝の水は冷たく、結構冷えてきてしまいました。子供達も決して無理なことをしませんし、わがままを言う子はいません。だいたいにして、先ほどの来た道を戻る事が大変なこともわかっていますから、撤退には素直なものです。 途中で大量にいるイモリを見つけては手づかみで捕まえます。気持ち悪いとか言うひ弱さはゼロですね、逞しいものです。年長者は年少者を庇いながら進んで行きます。こういったことは教えなくても自然と身につくものですね。     小学校へ帰り着くと、直ぐに温泉の準備です。迂闊なことに運転手を務めたりしていた私は、すっかりと着替えやタオルを持っていくのを忘れたため、風呂から出て、扇風機の前で自然乾燥し、それを見ていた子供達に思いっきりからかわれてしまいました。     こんな感じの1日でしたが、実はこの後に地元のボランティの方々も集まっての交流会もあり凄い盛り上がりだったんです。その模様は次回お知らせします。
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